経年優化とは
経年優化とは
最近、たまに「経年優化」ということばを耳にするようになりました。
「ん、『経年劣化』じゃないのん??」
ないんですね。逆です。年を経るごとに優れていくもののことを言うようです。たとえば、和風の住宅なんかそうですね。新築のときに白々とした柱が真新しい状態も良いですが、年季が入って木の色に深みがある方が「ええ感じ」ではないでしょうか。
あと、革製品なんかもいいですよね。靴は買ってすぐの時よりも、履くようになってしばらくして足にフィットするようになり、時間が経つと渋みが増します。
僕の場合は野球のグローブ。これ、16歳の時に買ったものなのでもう。。23年使ってる!!ひぃ。。。。
最初はキレイなオレンジだったんですよう。。
野球をやってた人ならわかるでしょうが、グローブって買ったときは見たままのカタチでほとんど動かなく、革がカチカチの状態です。
それを自分好みに、時間をかけて柔らかくする部分はやわらかくし、硬い部分はそのままキープ。使いやすく「型」をつけていくものです。
このグローブ、もうその「型付け」がばっちりうまくいって、内側は僕の手にもフィットし、何回も手入れするうちに味が出て、もはやこれ以外のグローブでは野球ができないまでになりました。
他人が見たら単なる汚いグローブなのですが、僕にとってはまさにこれが「経年優化」です。時間が経てば経つほど、使えば使うほど良くなるものなのです。
さて、「経年優化」ということば。一体誰が言い出したのかと思ってググってみました。
>>>なるほど!
僕がちょっと前まで扱っていた分譲マンションなんかも、うまくやれば「経年優化」できますもんね。このへんは住んでるひとのウデの見せ所ですが。
ちょっと気になったので、身の回りにもっといろいろ「経年優化」的なものが無いかなぁ、と見てみたんですが、意外と無いもんでして。
今度お会いしたとき、「こんなんもあるよ!!」って教えてくださいな。
田村でした。