田村憲孝の日記

完全日記ブログ。

自動的に染み出すお金をコツコツ増やすための考え方

20年前の自分に会ったらたぶんこう言います。「黙って毎月、最初から無かったものと思って3万円、使わずによけておけ」と。

3万円毎月貯めると、

1年で36万円。20年だと720万円になります。20年前の自分が言うことを聞いてタンスに毎月3万円置いておけばいま僕の手元には720万円の現金があることになります。

 

でもこれだとおもしろくないので、元手を増やすシミュレーションしてみましょう。

2018年8月時点の定期預金の金利は主要都銀だと0.001%。オリックス銀行のネット取引専用定期預金だと0.25%というのもありますね。

【定期預金の金利を徹底比較!】定期預金金利の高さで選ぶ!おすすめネット銀行ランキング!(2018年8月1日更新!)

 

年利0.25%で毎月3万円ずつ入金して、20年経過すると

7,383,460円になります。

元手は720万ですから183,460円増えたことになります。タンスに入れてるよりはマシですね。

 

もう一歩踏み込んでみましょう。仮に0.25%でなく4%ぐらいの金利で回したとしたらどうなるでしょう。

同じく毎月3万円、20年だと

10,952,896円です。

元手720万に対して3,752,896円増加です。

 

金利が0.25%と4.0%では、 3,569,436円の差があります。 ただ、貯めるだけでなく効率的に運用することによってこれだけの資産が形成できるのです。

 

ではどうやって年間4%の金利で運用するのでしょう。

もっとも効率的なのはダウやS&P500のインデックスファンドを毎月淡々と購入することだと言われています。どんなプロフェッショナルでもインデックスファンドのパフォーマンスには勝てないそうです。

NYダウ平均に連動する投資信託やETFを比較!CFDはどう?

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青がNYダウ。赤がS&P500の過去30年間の平均チャートです(ちなみに紫は日経225平均苦笑) 。このグラフを見ていると、ITバブルの崩壊やリーマンショックなど、何年かに一回大きな谷はあります。しかし、ガマンして購入し続けることによって高い確率で利益を確保できそうです。

 

ただ個人的には、単に買ったものの価値が増えるだけでは実際のキャッシュが増えるわけでないので、ファンドを買い続けるというのはあまり好きではありません。定期的に4%程度の利用可能なキャッシュを生むには、不動産収入・配当収入など、元本からキャッシュが「染み出す」ものに資産を寄せておくのがベターです。

染み出したキャッシュを再度元本に投資し、染み出す量を増やすのもよし、別の用途に使うのもよし、自分の意思で使いみちを決めることができます。

 

たとえばこちら。日産自動車の株ですが、

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予想配当利回りは5.52%。100万入れておくと年間約55,000円のキャッシュが染み出します。

ただ、日本の株は購入できる単位が最低100株以上となっているものが多いです。日産自動車の場合、2018年8月15日現在の株価は1,033.5円。100株を購入しようと思うと最低103,350円必要です。

 

ここで海外の株を見てみましょう。

通信大手のベライゾン

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こちらは2018年8月14日現在1株52.87ドル。為替を1ドル111円で換算すると約5,870円です。配当は1株あたり2.360ドル、利回り約4.46%。

 

同じく通信AT&T

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こちらは同日時点で1株32.24ドル。約3,580円です。配当は1株あたり2.000ドル。利回りは約6.2%です。

 

アメリカの株は1株から購入できます。購入金額が小さいと手数料が割高になってしまうのですが、利回りと相殺できると考えると十分に選択肢のひとつとして検討できるのではないでしょうか。

 

「でも、株って下がったら目減りするのでは。。」と、心配なあなた。株に対する考え方を「安く買って高く売る」ものではなく、「染み出すお金の権利を買う」と変えてみましょう。

日産自動車の場合だと、8月15日現在100万円分持っておいたら毎年55,000円もらえます。AT&Tだと100万円で毎年62,000円もらえます(いずれも税引前ですが)。しかもAT&Tの場合はここ何十年も配当割合を増やし続けています。 ※ちなみにオリックス銀行の定期預金0.25%だと元本は減りませんがもらえるのは2,500円です。

「◯%のお金が染み出す権利」を毎月買っているだけと考えれば、その元となる株価はもう関係ありません。むしろ株価が下がれば染み出すキャッシュの権利をたくさん買えます。配当金額は「1株あたりいくら」と決められているので、株価が上がろうが下がろうがきまった金額を受け取ることができるからです。

この権利を毎月コツコツと増やし、実際にお金が染み出したらその分をまた元本に加える。それを繰り返し、染み出すキャッシュが年収ぐらいになったら、もう働かなくてもよくなります。

染み出すキャッシュが年収レベルまで到達しなくても、年に数十万・数百万円のキャッシュが働かなくても湧き出てくるようになると、毎日の生活にぐっと余裕がでてきます。

 

今回は「株の配当金」のお話をしましたが、その他小さくてもいいので「自分が動かなくても生まれるキャッシュ」を積み重ねておくと良いのではないでしょうか。

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実際、1枚あたりの金額は数十円から数百円とわずかではあります。 しかし、さっきの配当の計算でいくと、年間100円の配当を得ようと思うと2,000円〜3,000円の元本が必要です。3,000円払って100円もらえる権利を購入するか、スマホの画像をsnapmartにアップしておくだけで100円もらえるのか、圧倒的に後者の方がラクですね。

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先日亡くなった俳優の津川雅彦さんが、映画「マルサの女」にでたときにこんなセリフを言ってました。

コップの中の水をお金としよう。こうやってどんどん水を足していく。半分ぐらいになったね。でもまだ飲んじゃだめだよ。まだ足していく。コップの8割ほどになってもまだ飲んじゃだめ。まだ足していく。そうするとコップから水が数滴溢れ出す。この溢れた水をなめる。そうやって溢れ出る量をいかに増やすか。金持ちはそればかり考えている。

 

あふれさせましょう。そしてコップの容積を少しずつ大きくしていきましょう。

それではまた。

 

※損しても自己責任で。

※配当金等の計算は税引前のものです。

※各種データは2018年8月15日現在のものです。