田村憲孝の日記

完全日記ブログ。

儲からないと嘆くフリーランスのみなさまのために今すぐ使える営業テクニックを11個書きます。

儲からない稼ぎたい。そんなお話をあっちゃこっちゃでお聞きします。で、日々何をされてるか見てみると「そらあんた、それではお客さんも永遠にお金払ってくれませんで。せっかくモノはいいのにもったいなぁ。。。」と感じることがいっぱい。
 
外から見てると、ガンガン露出しててすごい儲かってそうなのに、内情を聞くと立ち回りがヘタクソすぎて学生バイトぐらいの収入しか無いとかいうことも珍しくありません。
 
目に余るので「ちょっとやり方変えたら喜んでお客さんはお金を払ってくれるよ」というテクニックを、実際に見聞きした例をモデルにしながら書いてみます。
 
僕がそんなに稼いでいるというわけでは決してありません。いや、ほんとに。ただ、「何かを売る」という視点で見ると、キャリアの大部分が営業職だったこちらとしてはもう見ていられなくて。
 
【営業編】
 
◆死ぬほど営業しましょう
 
前に取引してくれたお客さんや新たなお客さん、どんなお客さんでもいいのである程度ざっくりターゲットを絞って営業しましょう。ここで言う営業とは、昔ながらの営業だけではありません。
 
できる人はテレアポしたり飛び込みしたりしてもいいでしょう。でも僕はそれがイヤだったので、なんか他に方法は無いかと思って死ぬほどブログを書きました。
 
死ぬほど動いてたらなんか見えてきます。量は質を生みます。やってるうちにあまり動かなくても良くなります。
 
お仕事ほしい→でも仕事がない→ヒマ→ヒマ→ヒマ→神社で神頼み
 
とか最悪です。神様は死ぬほどがんばってる人だけにご利益を与えてくださるのです。神社でお参りしてるヒマがあったらSNSとかブログで情報発信するとか、駅前でビラを撒くとか、やることはいくらでもあります。
 
◆自分が最強の営業になりましょう。
 
自分の商品とかサービスが売れないから営業を雇うとか、ぶっとんだ考えはやめてください。営業スタッフを雇うのは、自分で手に負えないほど売れて売れて仕方なくて「あああああ機会損失ありまくり誰か助けてぇ!!」ってなってからです。
 
そもそも、自分が売れないものを他人が売れるわけがありません。なんでも売ってくれるスーパー営業マンみたいなひとも世の中には存在するのですが、そんな人はあなたのような「自分の商品が売れない」「儲かってない」ところに身を預けてなどくれません。あっちゃこっちゃから引張りだこです。もっとお給料いっぱいもらえるいいとこでバリバリやってます。
 
◆仕事をちょうだいと言わない
 
ソーシャルメディアとかで「お仕事ください」と言ってる人みると、僕は「あ、この人仕事なくてヒマそうや。安くやってくれそう。」と思います。自分の価値が下がります。
 
◆忙しい忙しいと言わない
 
ソーシャルメディアとかで常時夜中1:00とかに「あー、今日もまだまだやることがあるー」とか言ってるのを見ると、「あかん、このひとフラフラや。仕事依頼してミスったり倒れたりしたらたまらん。」と思われます。たまにだったらいいんですけどね。
 
◆んじゃどうすんのん
 
淡々と成果物を出しまくってください。成果物にはかならず自分に連絡が可能な導線を付けておいてください。あなたが何をできる人間なのかを、しぼりだして捻りだして発信してください。
 
◆すべてを出す
 
もったいぶって自分のノウハウを隠してたら、あなたの実力を先方に伝えることはできません。知ってることは全部出しましょう(もちろん守秘義務あるものはダメですよ)。
 
セミナーとかで時間が余ってるのに「ここからは直接お話しできる方だけにお伝えします」とかもう最悪です。お客さんは時間と、有料セミナーならお金を負担してわざわざあなたの話を聞きにきてくれているのです。中途半端に伝えるなら最初からその話題には触れないように。
 
「全部伝えたらパクられるやん」と心配なあなた。大丈夫です。パクる人はいまその場でなくてもパクリます。パクりたかったらパクってもらいましょう。
 
それよりも聞いている人が「話はわかった。でも自分ではその業務にかけられる時間も、スキルをマスターする時間も無い。◯◯さんに相談してみよう。」となるメリットの方がデカいです。
 
◆ドタキャン・遅刻をしない
 
打ち合わせのとき、ドタキャンと遅刻はやめましょう。これですね、意外とドタキャングセ・遅刻グセがある人って世の中に多いのです。なので、ちゃんと時間を守るだけで差別化できます。
 
いっつもちゃんと来る人が時間になっても現れなくて「◯◯さんが遅れるんだからよっぽどのことがあったんだろう」と思われるぐらい定着させましょう。
 
ちなみに、僕はドタキャンを頻繁にする人にはお仕事を依頼しません。そんな人と組むと僕のお客さんに迷惑がかかるので。
 
 
【交渉編】
 
◆見積をホイホイ出さない
 
いっぱい営業してると、パラパラと「見積をください」と言われるようなことがでてきます。そこで喜んで「はい、明日までに提出します!」とか言うと、あなたの、そして先方担当者の貴重な時間を奪いかねません。
 
「見積ください」と依頼があれば、まず「わかりました。1万ぐらいでしょうか、100万ぐらいでしょうか?どれぐらいで出したらいいですか?」と聞きましょう。
 
先方のご予算が5万、あなたのサービスの単価が50万ならハナから商談になどなりません。あなたが見積を作る手間と時間、先方があなたから送られてきた見積を開封して見る手間と時間、お互いにすべて省略して他の活動に充てることができます。
 
もちろん、あなたのサービスの値段と先方が考えてる予算水準が近しければ、そのまま見積を提出し次のステップに進めば良いです。
 
◆聞く!聞く!聞く!
 
営業はプレゼンテーションではありません。限られた時間の中で、相手が求めているものをどれだけ聞き出せるかが、次のステップでいかに良い提案に結び付けられるかを決めます。
 
でも実際には聞きにくいことも結構あります。フリーランスで仕事をしている場合、いちばん聞きたいのは「いくらもらえるか」というところではないでしょうか。
 
と言っても「すいませんこの仕事、いくらもらえんるんですか?」とはなかなか聞けません。そんなときは「全体のご予算の中で今回どれぐらい使おうとお考えですか?」とか聞けばいいです。
 
聞きにくい質問リストを作り、聞きやすい表現に変換した表を作ってみてもいいかもですね。
 
不動産の営業やってたとき、聞きにくかったのがお客様の年収です。誰も自分の年収なんか、今日会ったばかりの営業マンに言いたくありません。でもこっちはその情報が無いと、どのぐらいの価格帯の物件を勧めたら良いのか見当もつきません。
 
ここで「まず、どのぐらいの価格の物件が購入できるのか、月々のお支払はどれぐらいになるのか計算してみましょう(パソコンのローン試算ソフトを開く)。まず、ご年収、だいたいで結構ですのでお聞きできますか?」とやったりしてました。
 
◆「どのぐらいの金額でお仕事してもらえるもんですか?」と聞かれたら
 
一旦、いつも他のクライアントさんにも提供している金額を正確に伝えましょう。「こんな金額言うたら高すぎると思われて断られるかも。。」とか考えて無理すると、あとあと先方にもご迷惑がかかります。
 
話が進んで引き返せない段階で値段を聞き、びっくりするぐらい安い金額で請けてしまうと、あとは消耗するしかありません。
 
◆「ウチこれぐらいの予算なんですが。。」と、考えてるより低い金額を言われたら
 
「これぐらい」の予算で提供できる内容のサービスレベルを伝えましょう。基本「断る」という選択肢は、僕は無いと思っています。
 
 
ポイントは、お客さんも自分もしあわせになることです。
 
っていうか、こんな記事見てるヒマあったら、電話1本かけるかブログ1記事書くかしたほうがよっぽどいいっすよ。
 
 
田村でした。