最近の若いもんは辛抱が足らんとか言うけれども、まあ事実かもしれないがそれは分析するとこういうことではないかというハナシ。
まいどです。田村です。
20代半ば頃、偉そうなおっさんがテレビとか会社の飲み会とかで「最近の若いもんは辛抱が足らん」とか言ってるのを聞くたびに、毒を盛りそうになっておりました。
そして、「僕がオッサンになっても、絶対あんなんいわんとこう」と、つるつるのお肌で同年代の友達と語っていたものです。
さて、現在はわたくしがオッサンとなり、あのときとまったく逆の立場となったわけですが、ここでなぜ「最近の若いもんは辛抱が足らん」となるのかを、冷静沈着に分析してみましょう。
念のため言っておきますが、「いやいや、若いもんもなかなかやるやんけ!」とかいう、若者に媚を売る記事ではございませぬ。読んで頂ければわかります。
まず、「辛抱が足らん」のはオッサンでも若いのでもおんなじです。コツコツコツコツ、こつこつこっつ、やってる若者もいれば、すぐになんでも放り出す情けないオッサンもいます。これはトシではなく性格でしょう。
ただ、一方ではやっぱり比較的オッサンのほうが辛抱強いことが多いようにも感じます。
これは「成功体験」がそのオッサンを辛抱強くさせているのだと考えます。
ぜったいうまくいく!と、コツコツコツコツ、こつこつこっつ、何かを地道に続けてきた結果、「成功」できたことがあるオッサンは、コツコツの大いなるメリットを知っています。
すぐに結果がでなくても、続けていけば何かが起こる実体験があるのです。そういうオッサンはなんでも辛抱強くこっつこつやるのです。
若い時はその「成功体験」が無く、もしくは極めて少ないので「こんな地味な努力を続けていても意味あるんかいな??」とどこかの時点で絶対に疑問を持ちます。
疑問をもったその時が分かれ道。それでもとにかくできるまでやってみよう!と思ったひとはこつこっつ辛抱型に。なにかを成し遂げた成功体験を、その後新しいことを始めたときもこっつこつできるようになります。続けてやっていればできることがわかっているので。
諦めてしまったひとは当然ながら「成功」までたどりつきません。常に一発、逆転満塁ホームランみたいなのを狙い続けるようになります。たまぁ〜に当たるんですけどねこれがまた。
そこそこの立場にいるオッサンは、多かれ少なかれ「こっつこつ」体験をしているはずです。そのオッサンから見ると成功もしないのに途中で辞めてしまう人を見ると歯がゆくて「いまどきの。。。」となるのでしょう。
さて、なんもかんも中途半端でええ年になってしまったそこのオッサン。いまからでも遅くない。コツコツコッツやってみましょうや!!
あ、僕もやろ。こっつこつ。
たむらでした。