田村憲孝の日記

完全日記ブログ。

仕事やろ?

僕のビジネスキャリアのスタートは不動産売買の営業でした。

僕が感じていた不動産営業の魅力は、一生のうち数回しかない「住宅の購入」という現場に立ち会えること・自分の携わった仕事が地図に残ること、などいろいろありました。お客様が購入を決断された時のなんともいえない感覚は、何度やっても感慨深いものでした。

ただ、正直に言うと、僕はそんなに不動産そのものが好きだったわけではありませんでした。

でも自分の業務は不動産の営業。お客様に満足してもらえるように、法制や構造などを勉強し、資格も取得し、僕が担当したお客様に喜んでもらえるように日々勉強していたものです。成績も上げたかったし、(キレイごとではなく)お客様が喜んでくれるのはほんとに嬉しかったですし。

 

あ、これ、自慢ではなく、この記事を読んでいるあなたも同じのはずです。あなたが営業職なら、あなたが扱っている商品に対する知識をインプットし、数ある取引の中から経験を積み、努力を重ねていることでしょう。時間とともにイレギュラーな事態にも対応できるようになるはずです。

 

いま、僕は「ソーシャルメディア」をはじめとした、WEB系のサービスを取り扱っています。ソーシャルメディアに関連するサービスを扱っている人間として知識を付けるには、関連書籍を読んだりネットで情報を収集することはもちろん大事です。

でも、最もソーシャルメディアをよく知る方法はソーシャルメディアを自分で使い倒すこと」以外にありません。キライだから、向いてないからという理由で、本に書いてた机上の空論ばかり並べても、お客様にはバレバレです。想定外の質問にはまったく答えられません。

 

どんな商品・サービスでも、必要な知識や経験を身につける方法はあるはずです。お客様があなたに「お金を払おう」と思ってくれるのは、お客様自身にない知識や経験をあなたが持っているからです。

営業職として、たまたま取り扱うこととなった商品やサービスのことを「あまり好きではない」「自分には向いてない」という理由で、ロクに勉強もしないことなどあり得ないですよね。

 

どうしても自分の扱っている商品のことを知る努力ができないなら、ちょっと考えたほうがいいですよ。いろいろ。お客様にも迷惑ですからね。

 

田村でした。