サラリーマンの甘え
学校を出てすぐ、歩合制の営業職に就きました。
売った月には同級生には考えられないぐらいのお給料がもらえます。でも売れなかったら学生のバイト代にも満たない金額しかもらえません。
やったらやっただけもらえる。いい時はいいですが、ダメならそのリスクも自分で負うという状況です。
そのあと、完全固定給与の会社でも働きました。
ここではいくらがんばってもすぐに給料は上がらない分、多少成績が悪くても給料の金額は下がることなく、安定した収入を得ることができました。
さらにそのあと、会社を飛び出し完全に個人で事業を営みました。これ、当然ながら安定もクソもありません。
極端に言うと「丁か半か」みたいな世界です。勤め人時代から考えるとありえない金額の収入がある月もあれば、ゼロの月もあります。
どれが良い悪いというハナシではありません。
大きな金額を稼ぎたいと思うとそれなりのリスクがある。安定した状況にいると、その状況と引き換えにいわゆる「やればやるほど収入がアップする」という状態にはならないということです。
どちらも満たせる状況などありえないのです。
やればやっただけそのまま報酬として返ってくる状況を求めるなら、個人でやるかフルコミッションの営業をやってください。
安定した報酬を得られるサラリーマンをやりながら「オレの方が売ってるのにあいつより給料が少ない」などと不平を言ってるそこのあんた。
なめんなよ。
たむらでした。