田村憲孝の日記

完全日記ブログ。

そのものを売ろうと思うと売れないと思うのです。

もしあなたがスマホというものを知らないとしましょう。
 
そこに、新しいもん好きののりくんがスマホを持ってやってきました。
 
 
のりくん「ちょっと見てみこれスマホかってん!」
 
あなた「はあ、なにそれ?」
 
のりくん「電話もできてな、ネットも使えるんや!」
 
あなた「ほう。」
 
のりくん「ツイッターとかインスタもできんねんで、便利やろ!」
 
あなた「便利やなぁ。」
 
のりくん「今やすいで、買ったら!?」
 
あなた「うん。また考えとくわ。」
 
 
あなたは、「まあまあええなぁ」と思いながらも別にほしいとまではいかない感じです。
 
 
まもるくんもスマホを買ってあなたに見せました。
 
 
あなた「まもるくん、今日なんかうまい肉くいてぇ。なんかこのへんでええ店しらんか?」
 
まもる「ちょと待ちやー。(サッとスマホを取り出す)ちょいちょいーと。あ、あのビルの20Fに叙々苑っていううまそうな肉屋があるわ。全部おごるしいってみーひん?」
 
あなた「お、おう。いってみよう。せやけどまもる、今出してるそれ何?」
 
まもる「あああ、これスマホって言うんやで。しらん?」
 
あなた「しらん、あ、こないだなんかのりくんが言うてたかなぁ。。」
 
まもる「これ、地図出して『うまい肉』って検索したらこの近所のうまい肉屋さんがババーっとでんねん」
 
あなた「まじか」
 
まもる「あとな、電車の乗り換えとかも全部調べられるんやで。自分いっつもパソコンで調べてプリントアウトしてるやんか。スマホやったらな、こうやろ。ぴっぴと」
 
あなた「うーわ。新宿から浅草橋まで今やったら馬喰横山で乗り換えたら早いんかーー!」
(※西なら「うーわ、心斎橋から尼崎行くん今やったら阪神乗ったほうが早いんかーー!」)
 
まもる「ええやろこれ便利やろ。」
 
あなた「便利ぃ〜!ほしい!!でもぉ。。。」
 
まもる「でも?」
 
あなた「お高いんでしょう?」
 
まもる「それがなんといまなら!」
 
あなたはスマホがは欲しくなってしまいます。
 
 
必死にそのものの特徴を伝えられるよりも、まずは「それ」をつかったらどんないいことが起こるのかを体験してもらったほうがいいですよね。
 
 
以上、田村でした。

二条錠と熊本錠

「お客様のため」に全力を!CS向上だ!

 

とかよく聞きますが、具体的にはこれどういう状態になることを言ってるんでしょうか。

 

僕が考える「お客様満足」の定義は

 

・お客様側

喜んでくれること。さらに感謝してくれること。

 

・売る側

モノやサービスの対価を頂く。お客さんが喜んでくれて、なんか嬉しくなる。もっとお客様のためにやろう!という意欲が大きくなること。

 

細かく見ていくといろいろありますが、集約するとこういう状態のことを言うのではないでしょうか。ここまでは誰が見ても異論が無いところでしょう。

 

 

踏まえて。

 

 

◆のりくんの場合

 

京都の田舎のある村にのりくんという少年がいました。お父さんもお母さんも病気がち。のりくんは薬屋をやってる親戚のおっちゃんのお手伝いをしています。

 

村を回ってひとはこ1000円の頭痛薬「二条錠」を売ってまわるのがお仕事です。

 

ある日、村を回っていると、お友達のお母さんにばったり会いました。

 

おばちゃん「あらのりくん。その二条錠、よぉ効くらしいやん!私ここんとこずーーーっと頭がいたくて、ひとはこもらえへん?」

 

のりくん「ええよおばちゃん!ひとはこ1000円やで!」

 

おばちゃん「ああんのりくん水くさいわぁ~。いっつもウチ遊びにきたときいっつも阿闍梨餅あげてるやん!今日は初めてやし100円にして!な!」

 

のりくん「うーん。。」

 

おばちゃん「最初だけやんか!いっつも阿闍梨餅おいしいやろ!」

 

のりくん「わかったわおばちゃん。せやけどまた買うてや~」

 

おばちゃん「さっすがのりくん!ほなもろてくで~」

 

1週間後、またのりくんはおばちゃんに会いました。

 

のりくん「二条錠、よお効くやろ!もうそろそろ無くなってない?」

 

おばちゃん「そうそう。あれめっちゃ効くわ。ちょーーど今朝無くなったとこやねん。またひとはこ頂戴!今回も100円にしてくれるやろ?」

 

のりくん「(うっ)う、うん。ええよ。そやけどまた買うてや!」

 

おばちゃん「さすがのりくん♪ おおきに~」

 

その後、何回かおばちゃんは二条錠を買ってくれましたが、結局いつも100円しかもらえませんでした。そのうちおばちゃんは3ハコ4ハコとまとめ買いをするようになりました。どうやら知り合いに配るようです。もちろん値段は当然のように1ハコ100円です。

 

さすがに、これでは赤字になってしまいます。そこでのりくんは思い切って言いました。

 

のりくん「おばちゃん、ごめんやけどこれ100円やったら全然儲からへんねん。みんなとおんなじように1000円で買うてくれへんか?今までの分はもうええから。。。」

 

おばちゃん「なんやのりくん!あんたあんないっつもよぉしてあげてんのに値段上げるんかいな!もうええわヨソでもっと安く買うわ!頭イタの薬ぐらいヨソでもあるさかいな!」

 

のりくん「あうう。。」

 

 

はい、ここで冒頭にお伝えした「お客様満足」の定義に照らし合わせてみましょう。

 

・お客様(おばちゃん)

最初はちょっと喜んでくれたけど、何回も取引しているうちに90%オフの状態が普通になった。定価で購入してもらうよう伝えると、(ほんとうはそれで当たり前なのに)逆に満足感がなくなってしまった。

 

・売る側(のりくん)

毎回割引をして損。定価で売らせてくれと言うと怒られ超ブルー。

 

まあ、最悪です。

 

 

◆ゆうちゃんの場合

 

ちょうど同じ頃、九州のある村にゆうちゃんという少年がいました。ゆうちゃんものりくんのように定価1000円の頭痛薬「熊本錠」を売って回ってます。

 

おばちゃん「おおおゆうちゃん!今日もがんばってるね!私、最近毎晩アタマが痛いねん。熊本錠1ハコもらおうかな?」

 

ゆうちゃん「おおきにぃ~!1ハコ1000円也で!」

 

おばちゃん「えええ、ゆうちゃん水臭いな~!いっつもウチ遊びに来たらいきなり団子あげてるやんか!今日は最初やし100円にしといてよぉ~」

 

ゆうちゃん「いやおばちゃん、これめっちゃ効くねんで。飲んだらほんまスッキリや!ほかの薬とは全然ちゃうんやで!1000円やけどいっぺん買うてみてーな!」

 

おばちゃん「ほんまに効くんかぁ~??わかった。まあそんだけゆうちゃんが言うならいっぺん飲んでみるわ。ほい1000円!」

 

ゆうちゃん「まいどっ!!」

 

このおばちゃん。熊本錠が気に入って、毎週定価で購入してくれました。もともといいお薬なので飲んでもらったら満足してもらえると、ゆうちゃんはわかっていたのです。

 

そんなある日

 

おばちゃん「お、ゆうちゃん。今日も熊本錠ちょうだい!あれほんまええわ。もうアレなしやったら生きていけへんわ!」

 

ゆうちゃん「まいどーー!1000円になります!」

 

おばちゃん「ゆうちゃん、ごめんひとつお願いがあんねん。」

 

ゆうちゃん「ん、おばちゃんどないしたん?」

 

おばちゃん「いまお金、900円しか持ってへんねん。。。今度ぜったい返すし、今日はこの900円で熊本錠ひとハコもらえへんやろか。。」

 

ゆうちゃん「うーーーん。。。。」

 

おばちゃん「やっぱし、むり。。やんな??」

 

ゆうちゃん「よっしゃおばちゃん。いっつもほんまにありがとう!今日はな、ここ来るまでにめっちゃ売れたから特別に800円にしとくわ!」

 

おばちゃん「えええっ!ええんか!?」

 

ゆうちゃん「ええねんええねん♪ せやけどおばちゃん、今回だけやからな!あと、絶対他のひとには言うたらアカンで!おばちゃんいっつもいきなり団子くれるし特別やで!」

 

おばちゃん「あんたはほんまええ子や。めっちゃ助かる、ありがとう、ありがとう。。。」

 

ゆうちゃん「ほんま今回だけやで!」

 

はい、ここでも冒頭の条件に照らし合わせてみましょう。

 

・お客様(おばちゃん)

もともといい商品なので定価で購入普通に満足。さらに最後は特別感のある割引をしてくれてすごい満足。

 

・売る側(ゆうちゃん)

いっつも普通に買ってくれてありがたい。さらにモノにも満足してくれてて嬉しい。さらにさらに、おばちゃんが困ってるからちょっと値引きしたら喜んでくれた。これからもおばちゃんに喜んでもらいたいと思った!

 

 

どっちがいいですかね。

 

 

はい、ではのりくんは、なぜ最初おばちゃんの要求を飲んでしまったのでしょうか。理由書きます。

 

1.最初やからちょっとぐらい安くしてでも、とりあえず買ってもらおう、という判断。

2.いっつもかわいがってもらってるから、サービスしてもいいか、という判断。

3.断ったら次は買ってもらえないかも、という恐れ。

4.なんとなくうまく商品のメリットを伝えられないので、言うとおり割引しないと売れないという営業スキルの問題。

 

などいろいろありますが、いちばんおっきいのはこれ。

 

5.とにかくその場をスムーズに乗り切りたかった。

 

これです。おばちゃんの言うとおりにディスカウントすれば、とりあえずその場は何も波風立たずに過ぎ去ります。あとあとめっちゃ苦労することはこの時にはわかってません。

 

ゆうちゃんの場合はおばちゃんの値引き要求に対してこう答えました。

 

「いやおばちゃん、これめっちゃ効くねんで。飲んだらほんまスッキリや!ほかの薬とは全然ちゃうんやで!1000円やけどいっぺん買うてみてーな!」

 

これ言うの、結構タイヘンです。おばちゃんの要求を覆し定価での購入以外は認めないと伝えています。さらに商品の魅力を伝えて、おばちゃんを「それでも買おう」という気にさせなければいけません。

 

でも、ちゃんと商品の魅力を伝え、定価にふさわしい価値がある商品であることを理解してもらえれば、もともと1000円の熊本錠ですからおばちゃんも普通に買うわけです。で、モノは良いのでおばちゃんは満足してくれるのです。

 

とにかく、目の前の困難から逃げたかったのりくんは、その瞬間の甘えが後の自分の苦労とお客様の不満につながってしまったのです。

 

最初に面倒くさがらずにきっちりとがんばって対応したゆうちゃんは、お客さんも自分も嬉しいハッピーエンドとなりました。

 

 

はい。この記事のいっちゃん最初に書いた2行。もっかいコピペして貼っときます。

 

 

「お客様のため」に全力を!CS向上だ!

 

とかよく聞きますが、具体的にはこれどういう状態になることを言ってるんでしょうか。

 

 

なんか勘違いしてませんか?だいじょうぶ?

 

 

田村でした。

 

腰を低くして守る。

野球はショートや。

 

ずっとそう思ってました。あんまし根拠はありません。あえて言うと、なんかカッチョよかったから。

 

高校入って最初の練習んときから勝手にショート守ったりました。「ふっふっふっ、ワイの華麗なプレーで女子を魅了するぞ。」とか思いながら。

 

でもまあ、硬式球のゴロ。まったく捕れません。誇張した表現ではなく、ほんとにまったく捕れないのです。

ボテボテ正面のゴロはトンネル。フライが上がれば着地点から3mほど離れたとこでずっこける。もうとてもとても試合なんかで使えるような選手ではなかったのです。

 

こんなんだったので、とりあえずうまくなりたいので練習します。ボールの見方が悪いのかな、ガニ股で歩いたらいいのかな、アゴを引けといわれるけど逆にアゴを上げてみたらどうなるんやろ、とにかく全部前に突っ込んでみよう。。。。 いろいろ「仮説検証」するわけです。

 

みんなは僕のプレーを見て「腰が高い」と言います。でも僕にはどうやったら腰を低くできるのかが感覚としてわかりません。どんなに自分で腰を低くしているつもりでもみんなは「田村の守備は腰が高いからアカンのや」と言います。

 

朝練、夕方練、土日連、1年ほど毎日やっても全然うまくなりません。それでもとにかく「仮説検証」を繰り返します。

 

あ、なんかこれ「オレはすごいやろ、練習いっぱいするやろ」って言うてるみたいになってますが、当時ウチの野球部はなにかしらのテーマをもって全員同じぐらいの練習をしてました。別に僕がすごいのではありません。

 

で、ある日「今日は頭とお尻を結ぶ背中のラインを地面と平行にしてみよう」と、朝からやってみました。これがあんた、吸い込まれるようにグラブにゴロが入るやないですか。難しいショートバウンドとかもスパーン!と!

 

それを見たチームメイト。「うわ田村!めっちゃ腰低くなってるやんけ!」みたいな。

 

なぜ「背中と地面を平行に」したら「腰が低くなった」のかは、いまだにわかりません。言えるのは、みんなにとって「腰を低くする」ということは、僕にとっては「背中と地面を平行にする」ことだったのです。

 

 

繰り返し繰り返し、気が遠くなるほど繰り返し、どうやったら成功するのかを考えながらやってると、どんなヘタクソ凡人でもいつかは、うまくなるとは言いませんが標準レベルにはなるのです。

ある日、突然変異のようにできるようになることもあれば、ちょっとずつちょっとずつうまくなって、気づけばできるようになるっていうパターンもあるとは思いますが。

 

 

これ、おとなになっても一緒でした。営業に配属されたらチラシ撒きとかテレアポとか飛び込みとか、それこそ毎日毎日朝から晩までやるわけです。

 

やってるとやっぱりいろいろ考えます。ピンポン押してインターホンから「はい」って聞こえたら「◯◯販売でまわってるんですが、ご必要ですか?」と言っても「結構です」と言われます。今考えたらそりゃそうです。

 

なのでピンポンを押す前に玄関を見て三輪車とかがあったら「あ、すいません、お子様のいらっしゃるご家庭にアンケートを頂きにまわってるんですけど、プレゼントもありますんで2分だけお時間いただけますかー!?」と言ってみよう、とか。そう変えたらドアを開いてくれる確率がちょっとだけUPするとか。

 

で、ブログ始めたときとかもそうです。とにかく1日に3記事とか4記事とか書きました。1年ぐらい毎日やってるといろいろ見えてきます。どうやったら検索からアクセスがもらえるのかとか、文字の数はどれぐらいがいいのか、とか。

 

なかなかブログのアクセスが伸びないときに、ブログの先生に聞きました。「どうやったら僕も先生みたいにたくさんアクセスが来るブログが書けるんでしょうか」と。

 

答えは「数」でした。あ、これもか、と思いました(小並)。

 

 

なんでも一緒。仕事で何やってもうまくいかなくて自分はアカンと思ったときとか、いろんな人がアドバイスしてくれると思います。でも最終的にそれをできるようになるには、自分でありえないほどの数を実践して感覚を発見するしかありません。

 

「相手のハナシを良く聞いたらええんや」と言われても、それはあなたにとってはもうちょっと違う表現になるのかもしれません。

 

「腰を低くして守る」ということは僕にとって「背中を地面と平行にする」ことでした。

 

 

 

突破口は、とにかく数。自分で見つけるのです。数やってたら絶対「普通」にはなれます。がんばって。

 

 

田村でした。

一流の人はなぜ、A3ノートを使うのか?

びっしりと専門用語だらけのことばが書き込まれた100枚近くあるスライドを徹夜で作りあげ、シゴトをやった感満載。

フラフラになりながらお客様を訪問。超力作。気合を入れて1ページ目から順番に説明!

あれっ、まったく響いてない。。。あのひとアクビしてる。。あっちのひとは自分のハナシも聞かずに勝手にペラペラページをめくってる!!!

まさに。ムダな努力というやつですなこれ。

 

こないだ、Twitterに流れてきたどこかの誰かのブログをたまたま読んだんですが、「資料は小学生でもわかるもの以外は作るな」と書いてました。

業界人しか知らない単語がズラズラ並んでる資料なんか、「自己満足ノート」にすぎないのです。相手に理解してもらってなんぼです。

 

で、その「わかりやすい」資料をつくるにはどうしたらいいか。たまたま手にしたこの本にいっぱい書いてました。

資料のつくりかただけでなく、そこに至るまでの考え方もA3用紙を使って展開します。

 

著者の横田伊佐男さん。僕は(大変失礼ながら)存じ上げないのですが、ここに書いてる論理展開は100%納得でした。

 

なんでもいいんですが、例えば何か新しいプロジェクトを立ち上げるとします。さらに賛同者を得るためにプレゼンをする必要があるとします。

そこで、もしかしたら今までのあなたなら「100ページの文字ぎっしりの(クソ)スライド」を作っていたかもしれません。

でも、この本に書いてることをそのままやると、相手が「ほうほう」とうなずいてくれるプレゼンができるようになります。(もちろん訓練は必要ですが)

 

著者の横田さんはこういいます。 すべては「拡大」➝「分割」➝「俯瞰」の順序で考え、それをA3用紙1枚にまとめなさい。と。

拡大とは、とにかくアイデアを思いつくまま書き出す、いわゆる「ブレスト」的な作業。

分割とは、「拡大」で思いつくままに出した散乱しているアイデアを整理して集約すること。必要なものと不必要なものを「分割」するというイメージ。

俯瞰とは、必要な情報のみを整理し、その事柄の全体像が見渡せるようにすること。

よくありますね。枝葉のハナシ(これも大事なのですが)ばかり伝え、幹の部分、全体がまったく見えないプレゼンとか営業トーク。。。

 

そのなかに「空」➝「雨」➝「傘」の要素を組み込み、より「伝えたいこと」を相手にしっかり伝えようということ、だそうです。

空 雨 傘とは

 

・どうもお客様にうまく営業トークが伝わらない。

・大勢の人の前で話すのが苦手。

・上司に提案してもいつも「検討しておくよ」と言われる。

・いつも、なーんかうまく考えがまとまらない。

・みんな私のことをわかってくれない (苦笑)

と考えてるあなた。一度これを読んでしっかりと自分の考えを相手に伝えるトレーニングをしてみては???

 

「ノートの使い方」というより、「論理的なものの考え方を基本から知ることができる」本です。

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一流の人はなぜ、A3ノートを使うのか?:すべてを“紙1枚”にまとめる仕事術 (仕事の教科書BOOKS)

結果。

家が貧乏で道具は兄ちゃんのお下がりばかり。不器用ながらもがんばってがんばってなんとかプロ野球の選手になったA選手。

親が元プロ選手。裕福な家庭、恵まれた環境でエリート街道を突き進みドラフト1巡目で堂々入団したB選手。

 

A選手は入団直後、不幸なことに大きなケガをしてしまい、早々に手術からリハビリへ。1年目は2軍の試合にさえ出場することもなくシーズンを終えました。

 

B選手は開幕1軍スタート。チームの低迷、若手を育成するという方針などの要因が重なり、スターティングメンバーに名を連ねる試合も。本人は満足を得られる結果は残せなかったものの、まずまずのシーズンとなりました。

 

 

3年後。

 

A選手は入団時のケガがあったものの、誰よりも多くの練習量をこなす選手となりました。しかし、いざ試合となると結果が残せず3年間1度も1軍に上がることはありませんでした。

 

B選手は2年目からレギュラーに定着。今やチームに欠かせない選手となりました。写真週刊誌にゴシップを掲載されるなど、素行に問題はあるもののB選手無しでのチーム構成はありえない状況です。

 

そのオフ。A選手は契約解除。B選手は球団史上最速で年俸が1億円を超えたプレーヤーとして新聞紙上を賑わせていました。

 

 

プロの世界です。「チームでいちばん練習したから」とか「生い立ちがかわいそうだったら」とか関係ありません。実際にどれだけの成果が残せたかが、何よりも優先される評価基準です。

 

もちろんプロセスは大事です。この記事に書いたようなケースは極論の極論です。たぶんB選手も環境は恵まれているとはいえ、死ぬほど努力しているはずです。

 

がんばることは重要。プロセスも超重要。でも、それ自体が目的ではないことをプロなら理解をしておくべきです。ある目的のための努力であり経過です。

 

「結果は出ないけどがんばっている」などという評価は、プロの世界にはありません。

 

 

田村でした。

最近の若いもんは辛抱が足らんとか言うけれども、まあ事実かもしれないがそれは分析するとこういうことではないかというハナシ。

 まいどです。田村です。

 

20代半ば頃、偉そうなおっさんがテレビとか会社の飲み会とかで「最近の若いもんは辛抱が足らん」とか言ってるのを聞くたびに、毒を盛りそうになっておりました。

そして、「僕がオッサンになっても、絶対あんなんいわんとこう」と、つるつるのお肌で同年代の友達と語っていたものです。

 

さて、現在はわたくしがオッサンとなり、あのときとまったく逆の立場となったわけですが、ここでなぜ「最近の若いもんは辛抱が足らん」となるのかを、冷静沈着に分析してみましょう。

念のため言っておきますが、「いやいや、若いもんもなかなかやるやんけ!」とかいう、若者に媚を売る記事ではございませぬ。読んで頂ければわかります。

 

まず、「辛抱が足らん」のはオッサンでも若いのでもおんなじです。コツコツコツコツ、こつこつこっつ、やってる若者もいれば、すぐになんでも放り出す情けないオッサンもいます。これはトシではなく性格でしょう。

ただ、一方ではやっぱり比較的オッサンのほうが辛抱強いことが多いようにも感じます。

これは「成功体験」がそのオッサンを辛抱強くさせているのだと考えます。

 

ぜったいうまくいく!と、コツコツコツコツ、こつこつこっつ、何かを地道に続けてきた結果、「成功」できたことがあるオッサンは、コツコツの大いなるメリットを知っています。

すぐに結果がでなくても、続けていけば何かが起こる実体験があるのです。そういうオッサンはなんでも辛抱強くこっつこつやるのです。

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若い時はその「成功体験」が無く、もしくは極めて少ないので「こんな地味な努力を続けていても意味あるんかいな??」とどこかの時点で絶対に疑問を持ちます。

疑問をもったその時が分かれ道。それでもとにかくできるまでやってみよう!と思ったひとはこつこっつ辛抱型に。なにかを成し遂げた成功体験を、その後新しいことを始めたときもこっつこつできるようになります。続けてやっていればできることがわかっているので。

諦めてしまったひとは当然ながら「成功」までたどりつきません。常に一発、逆転満塁ホームランみたいなのを狙い続けるようになります。たまぁ〜に当たるんですけどねこれがまた。

 

そこそこの立場にいるオッサンは、多かれ少なかれ「こっつこつ」体験をしているはずです。そのオッサンから見ると成功もしないのに途中で辞めてしまう人を見ると歯がゆくて「いまどきの。。。」となるのでしょう。

 

さて、なんもかんも中途半端でええ年になってしまったそこのオッサン。いまからでも遅くない。コツコツコッツやってみましょうや!!

 

あ、僕もやろ。こっつこつ。

 

たむらでした。

仕事やろ?

僕のビジネスキャリアのスタートは不動産売買の営業でした。

僕が感じていた不動産営業の魅力は、一生のうち数回しかない「住宅の購入」という現場に立ち会えること・自分の携わった仕事が地図に残ること、などいろいろありました。お客様が購入を決断された時のなんともいえない感覚は、何度やっても感慨深いものでした。

ただ、正直に言うと、僕はそんなに不動産そのものが好きだったわけではありませんでした。

でも自分の業務は不動産の営業。お客様に満足してもらえるように、法制や構造などを勉強し、資格も取得し、僕が担当したお客様に喜んでもらえるように日々勉強していたものです。成績も上げたかったし、(キレイごとではなく)お客様が喜んでくれるのはほんとに嬉しかったですし。

 

あ、これ、自慢ではなく、この記事を読んでいるあなたも同じのはずです。あなたが営業職なら、あなたが扱っている商品に対する知識をインプットし、数ある取引の中から経験を積み、努力を重ねていることでしょう。時間とともにイレギュラーな事態にも対応できるようになるはずです。

 

いま、僕は「ソーシャルメディア」をはじめとした、WEB系のサービスを取り扱っています。ソーシャルメディアに関連するサービスを扱っている人間として知識を付けるには、関連書籍を読んだりネットで情報を収集することはもちろん大事です。

でも、最もソーシャルメディアをよく知る方法はソーシャルメディアを自分で使い倒すこと」以外にありません。キライだから、向いてないからという理由で、本に書いてた机上の空論ばかり並べても、お客様にはバレバレです。想定外の質問にはまったく答えられません。

 

どんな商品・サービスでも、必要な知識や経験を身につける方法はあるはずです。お客様があなたに「お金を払おう」と思ってくれるのは、お客様自身にない知識や経験をあなたが持っているからです。

営業職として、たまたま取り扱うこととなった商品やサービスのことを「あまり好きではない」「自分には向いてない」という理由で、ロクに勉強もしないことなどあり得ないですよね。

 

どうしても自分の扱っている商品のことを知る努力ができないなら、ちょっと考えたほうがいいですよ。いろいろ。お客様にも迷惑ですからね。

 

田村でした。